今日は、私にとってかけがえの無い出会いであったレオ君のお話をしたいと思います。
長文ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。とても切なく感動的なストーリーです。

私がまだトルコ
に住んでいた頃、動物好きの私は、よく近所のペットショップを覗いていました。ケージにはいつも可愛い仔猫達…癒しの時間でした
ところが、ある日仔猫達に混じって、ケージに入りきれないほどの大きなネコが入っていたのです。えっ
驚いた私がペットショップの店員さんに聞いてみると、なんとその子は仔猫の頃このショップからとある家族
に買われていったのですが、そこの家族が「子供
が増えたからもう飼えません。」と、返してきたというのです
。ペットショップも、どうするわけにもいかず、そのまま仔猫用のケージ(しかない)に入れ、次の飼主が現れるのを待っているとのこと。
ターキッシュ・アンゴラとペルシャのハーフというそのネコは、鼻筋の通ったとても精悍な顔をしていて、がっしりとした体格といい、ライオン
のような野生の強さを感じさせる素敵
な猫ちゃんでした。ところが、そんな精悍な顔つきとは裏腹に、早くこの狭いケージから出してくれる人を待っているのか、私を見つけるとケージのガラス部分に必死ですりすり
。あまりに可愛いので触らせて貰うと、大きな音でゴロゴロ言いながらすりすり
。なんて人懐こい猫なんだろう…と、ふとその猫の足を見ると、赤く染まっています
血?ではないようですが、店員さんの話によるとその家の子供がペンで色を塗りたくったようで、拭いても拭いても落ちないそうです。

なんて可哀想な子なんだろう。体格ががっしりしているので大きく見えますが、まだ11ヶ月の子供。人恋しいのでしょう
。それにこんな狭いケージにずっといたら、立てなくなってしまう…。私はすぐにでも引き取りたい気持ちでいっぱいでしたが、うちには既にムシュがいて、しかも帰国したら狭い東京のマンションで家族と先住猫チュータと2匹で暮らすことになる…。とてももう1匹は引き取れません。
誰かこの子を引き取ってくれる人はいないか…私はダメもとで同僚のAさん
に相談しました。「猫を飼ってみませんか?」Aさんは1人暮らし、動物を飼うのは興味はあるけれど、猫を飼ったことはないので大変不安だったのでしょう。それでも、私の必死のお願いに、実際にその猫を見にペットショップまで行ってくれました。Aさんを見ても、そのネコちゃんはすりすりゴロゴロ
。Aさんも「可愛い
」と思ってくれたようで、毎日のようにペットショップに通い結論を求めて模索されていました。動物を飼うこととは、その動物の一生全てを受け入れること、ぬいぐるみを買うように簡単に買ってよいものではありません。Aさんは、きっとそんなことを考え、自分でちゃんと面倒が見れるか、責任もって一生面倒を見てあげられるか、毎日ペットショップに通っては、そんなことを考えていらしたのでしょう。
本当に誠実
な方です。

そして、遂にその猫はAさんの家族として迎えられることになりました
。そして、ライオン
のような精悍な顔つきから、その猫の新しい名前は「レオ」になりました。当時レオ君は非常に汚れていて、爪も伸びていたので、猫に慣れていないAさんに代わって1週間ほどレオ君を我が家で預かり、シャンプー・爪切りをしてAさんに引き取って貰おうと、まずはレオ君を我が家に連れてきたのです。
ところが、ペットショップの店頭ではあんなに人懐っこかったレオ君、我が家に来ると一変。前の家族に虐待されていた経験が思い出されるのでしょうか、触ろうとすると「フーッ
」とすごい剣幕で怒る
のです。もちろんムシュにも威嚇。仕方なく、私はレオ君を1つの部屋に閉じ込めることにしました。(といっても、当時の家
は広かったので、このお部屋はベッドとサイドテーブルがあるだけのお客様部屋。よく他のうちの猫ちゃんを留守の間に預かった時などはその部屋を猫部屋
にしていました。)

そして、少しずつレオ君が人に慣れるように、その部屋に入り、床に座って読書をしたりしながら、「人間は怖い存在じゃないんだよ」ということを教えるようにしました。そんな生活を何日か続けると、はじめは隠れていたレオ君が、私に近寄ってくるようになったのです。でも、まだ触ろうとすると怒って威嚇。焦ってはいけない…と、名前を呼んだり話しかけてあげる以外は「同じ部屋での無関心」をずっと続けました。そして1週間近くたった頃、やっとレオ君が触らせてくれるようになったのです。そしてなんとすりすりゴロゴロも…。

でも、まだ抱っこなどはさせてくれず、我が家でのシャンプー・爪切りは断念。でも、とりあえず人に慣れてくれたので、Aさんに引き渡すことに。Aさんはペットショップでの様子とは違い、抱っこしようとすると「フーッ」と怒るレオ君に戸惑いながらも、新しい家族を迎え嬉しそうな様子でした。Aさんはとても真面目で責任感のある優しい女性。レオ君、素晴らしい家族が出来て、本当に良かったね。

結局レオ君のシャンプー&爪切りは動物病院に併設されているペット美容室でやってもらうことにしました。ところがトルコのトリマーは日本とは違ってとにかく手荒い
シャンプー前のブラッシングも、男性2人がスリッカーで力任せに毛玉を取るため、毛が抜けまくり
あれは痛いよ〜
なんとシャンプーは嫌がるレオ君を大きな男性2人が無理やり押さえつけ、いきなり顔面にシャワーをドバー
思わず私とAさんで「顔は洗わないで下さい〜〜〜
」って叫んじゃいました
そしてドライヤーはトリマーさんが丁寧にブラッシングしながらやるんじゃなくて、巨大な温風送風機(巨大な排気ダクトみたいなもの)に繋がれたキャリーバックに押し込められ、乾くまでひたすらそこで我慢
しかもその送風機、ハンパじゃない大きな音がするんです
レオ君、本当によく頑張ったね、お疲れ様
そして、レオ君は奇麗
になってAさんの家に。レオ君はとても賢い猫で、Aさんの家にもすぐ慣れ、トイレ
の場所や爪とぎも、教えもしないのに自分からきちんとやっていました。 そんなレオ君の一番の魅力は声。「んなぁ〜ん
」って低い声で鳴くんです。それがもう可愛くて可愛くて
こんな声のネコちゃん初めて見ました
。

ちなみにその後レオ君は徐々にAさんに慣れていき、抱っこをさせてくれるまでになったそうです。一度は家族に虐待を受け捨てられたレオ君も、Aさんの愛
に包まれて、再び人を信じることが出来るようになったのですね
Aさんにとっても、レオ君はかけがえのないパートナーになったようで、本当にあの時レオ君を家族に迎えてくれたAさんには感謝しても感謝しきれません
。Aさん、本当にありがとうございました
。
なお、先日Aさんからメール
があり、レオ君は今背中にカビによるハゲが出来てしまい、療養中
とのこと。処方食が美味しくなくて、なかなか食べてくれないそうです。レオ君、早く良くなってね…
最後にうちのにゃんずからのメッセージです


aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
その後レオ君の飼主Aさんから以下のようなコメントが入りました。(他の方のコメントについては「パナマの仕立て屋(旧館)」(マイカテゴリ>ネコにまつわるエトセトラからこちらの記事に辿り付けます)より読むことが出来ます。
長文ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。とても切なく感動的なストーリーです。
私がまだトルコ
に住んでいた頃、動物好きの私は、よく近所のペットショップを覗いていました。ケージにはいつも可愛い仔猫達…癒しの時間でした
ところが、ある日仔猫達に混じって、ケージに入りきれないほどの大きなネコが入っていたのです。えっ
驚いた私がペットショップの店員さんに聞いてみると、なんとその子は仔猫の頃このショップからとある家族
に買われていったのですが、そこの家族が「子供
が増えたからもう飼えません。」と、返してきたというのです
。ペットショップも、どうするわけにもいかず、そのまま仔猫用のケージ(しかない)に入れ、次の飼主が現れるのを待っているとのこと。
ターキッシュ・アンゴラとペルシャのハーフというそのネコは、鼻筋の通ったとても精悍な顔をしていて、がっしりとした体格といい、ライオン
のような野生の強さを感じさせる素敵
な猫ちゃんでした。ところが、そんな精悍な顔つきとは裏腹に、早くこの狭いケージから出してくれる人を待っているのか、私を見つけるとケージのガラス部分に必死ですりすり
。あまりに可愛いので触らせて貰うと、大きな音でゴロゴロ言いながらすりすり
。なんて人懐こい猫なんだろう…と、ふとその猫の足を見ると、赤く染まっています
血?ではないようですが、店員さんの話によるとその家の子供がペンで色を塗りたくったようで、拭いても拭いても落ちないそうです。
なんて可哀想な子なんだろう。体格ががっしりしているので大きく見えますが、まだ11ヶ月の子供。人恋しいのでしょう
。それにこんな狭いケージにずっといたら、立てなくなってしまう…。私はすぐにでも引き取りたい気持ちでいっぱいでしたが、うちには既にムシュがいて、しかも帰国したら狭い東京のマンションで家族と先住猫チュータと2匹で暮らすことになる…。とてももう1匹は引き取れません。
誰かこの子を引き取ってくれる人はいないか…私はダメもとで同僚のAさん
に相談しました。「猫を飼ってみませんか?」Aさんは1人暮らし、動物を飼うのは興味はあるけれど、猫を飼ったことはないので大変不安だったのでしょう。それでも、私の必死のお願いに、実際にその猫を見にペットショップまで行ってくれました。Aさんを見ても、そのネコちゃんはすりすりゴロゴロ
。Aさんも「可愛い
」と思ってくれたようで、毎日のようにペットショップに通い結論を求めて模索されていました。動物を飼うこととは、その動物の一生全てを受け入れること、ぬいぐるみを買うように簡単に買ってよいものではありません。Aさんは、きっとそんなことを考え、自分でちゃんと面倒が見れるか、責任もって一生面倒を見てあげられるか、毎日ペットショップに通っては、そんなことを考えていらしたのでしょう。
本当に誠実
な方です。
そして、遂にその猫はAさんの家族として迎えられることになりました
。そして、ライオン
のような精悍な顔つきから、その猫の新しい名前は「レオ」になりました。当時レオ君は非常に汚れていて、爪も伸びていたので、猫に慣れていないAさんに代わって1週間ほどレオ君を我が家で預かり、シャンプー・爪切りをしてAさんに引き取って貰おうと、まずはレオ君を我が家に連れてきたのです。
ところが、ペットショップの店頭ではあんなに人懐っこかったレオ君、我が家に来ると一変。前の家族に虐待されていた経験が思い出されるのでしょうか、触ろうとすると「フーッ
」とすごい剣幕で怒る
のです。もちろんムシュにも威嚇。仕方なく、私はレオ君を1つの部屋に閉じ込めることにしました。(といっても、当時の家
は広かったので、このお部屋はベッドとサイドテーブルがあるだけのお客様部屋。よく他のうちの猫ちゃんを留守の間に預かった時などはその部屋を猫部屋
にしていました。)
そして、少しずつレオ君が人に慣れるように、その部屋に入り、床に座って読書をしたりしながら、「人間は怖い存在じゃないんだよ」ということを教えるようにしました。そんな生活を何日か続けると、はじめは隠れていたレオ君が、私に近寄ってくるようになったのです。でも、まだ触ろうとすると怒って威嚇。焦ってはいけない…と、名前を呼んだり話しかけてあげる以外は「同じ部屋での無関心」をずっと続けました。そして1週間近くたった頃、やっとレオ君が触らせてくれるようになったのです。そしてなんとすりすりゴロゴロも…。
でも、まだ抱っこなどはさせてくれず、我が家でのシャンプー・爪切りは断念。でも、とりあえず人に慣れてくれたので、Aさんに引き渡すことに。Aさんはペットショップでの様子とは違い、抱っこしようとすると「フーッ」と怒るレオ君に戸惑いながらも、新しい家族を迎え嬉しそうな様子でした。Aさんはとても真面目で責任感のある優しい女性。レオ君、素晴らしい家族が出来て、本当に良かったね。
結局レオ君のシャンプー&爪切りは動物病院に併設されているペット美容室でやってもらうことにしました。ところがトルコのトリマーは日本とは違ってとにかく手荒い
シャンプー前のブラッシングも、男性2人がスリッカーで力任せに毛玉を取るため、毛が抜けまくり
あれは痛いよ〜
なんとシャンプーは嫌がるレオ君を大きな男性2人が無理やり押さえつけ、いきなり顔面にシャワーをドバー
思わず私とAさんで「顔は洗わないで下さい〜〜〜
」って叫んじゃいました
そしてドライヤーはトリマーさんが丁寧にブラッシングしながらやるんじゃなくて、巨大な温風送風機(巨大な排気ダクトみたいなもの)に繋がれたキャリーバックに押し込められ、乾くまでひたすらそこで我慢
しかもその送風機、ハンパじゃない大きな音がするんです
レオ君、本当によく頑張ったね、お疲れ様
そして、レオ君は奇麗
になってAさんの家に。レオ君はとても賢い猫で、Aさんの家にもすぐ慣れ、トイレ
の場所や爪とぎも、教えもしないのに自分からきちんとやっていました。 そんなレオ君の一番の魅力は声。「んなぁ〜ん
」って低い声で鳴くんです。それがもう可愛くて可愛くて
こんな声のネコちゃん初めて見ました
。
ちなみにその後レオ君は徐々にAさんに慣れていき、抱っこをさせてくれるまでになったそうです。一度は家族に虐待を受け捨てられたレオ君も、Aさんの愛
に包まれて、再び人を信じることが出来るようになったのですね
Aさんにとっても、レオ君はかけがえのないパートナーになったようで、本当にあの時レオ君を家族に迎えてくれたAさんには感謝しても感謝しきれません
。Aさん、本当にありがとうございました
。
なお、先日Aさんからメール
があり、レオ君は今背中にカビによるハゲが出来てしまい、療養中
とのこと。処方食が美味しくなくて、なかなか食べてくれないそうです。レオ君、早く良くなってね…
最後にうちのにゃんずからのメッセージです
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
その後レオ君の飼主Aさんから以下のようなコメントが入りました。(他の方のコメントについては「パナマの仕立て屋(旧館)」(マイカテゴリ>ネコにまつわるエトセトラからこちらの記事に辿り付けます)より読むことが出来ます。
レオ君の家族、Aです。私は今、パソコンに向かい、レオ君は定位置の皮のソファーの上に右手を伸ばして寝ています。今では、レオ君は人間に対する警戒心はなく、逆に初めてあった人にもすりすりするくらい人懐っこい猫になりました。私が他の部屋に移動すると、レオ君は私の後ろをひょこひょことついてきます。そして、ちょっと離れたところからなんとなっく私を見ているようです。 レオ君がペットショップにいたとき、Tinaさんの熱意とケアがなければレオ君を引き取る決心はしなかったと思います。Tinaさん、ありがとう。また、人生でこんなになにもかもがうまくいかない時期があってもいいのかと思っていた時に、檻に入ったレオ君を見て、「まるで自分と一緒だな」って共感したんだよね、暗い話だけど。そして、「わたしにだって、猫一匹くらいなら幸せにできるぞ」と思い、レオ君を飼う決心をしました。縁、タイミング、状況がマッチしての決断でした。レオ君を飼って、私の心が救われました。
★Aさんへ
長文にも関わらず読んでくださって&コメントして下さってありがとうございます。レオ君、今はそんなに人懐っこい猫になったんですね…。まるであの日ペットショップで出会った時のような…。それを聞いて、本当に安心致しました。そしてAさんが、レオ君と自分を重ね合わせ、そのような思いを抱いていらっしゃったこと、初めて知りました。「レオ君を飼って、私の心が救われました」との言葉に、私も本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。レオ君とAさんが出会ったことによって、二人とも幸せになれたんだと思うと、「あの時は強引に差し出がましいことをしてしまったかな…」といつも心の片隅にあった心配が吹き飛びました。本当にありがとうございます。またレオ君の「んな〜ん」って可愛い声、ハンサムな顔立ち、綺麗な毛並み、会って思いっきりなでなでしてあげたいです。せめて私からの「宜しく」をお伝え頂ければ嬉しいです。では、この度は書き込みしてくださって、本当にありがとうございました。きっとレオ君の近況がわかって、こちらのブログに遊びに来てくださっている方も喜んで下さることと思います。
長文にも関わらず読んでくださって&コメントして下さってありがとうございます。レオ君、今はそんなに人懐っこい猫になったんですね…。まるであの日ペットショップで出会った時のような…。それを聞いて、本当に安心致しました。そしてAさんが、レオ君と自分を重ね合わせ、そのような思いを抱いていらっしゃったこと、初めて知りました。「レオ君を飼って、私の心が救われました」との言葉に、私も本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。レオ君とAさんが出会ったことによって、二人とも幸せになれたんだと思うと、「あの時は強引に差し出がましいことをしてしまったかな…」といつも心の片隅にあった心配が吹き飛びました。本当にありがとうございます。またレオ君の「んな〜ん」って可愛い声、ハンサムな顔立ち、綺麗な毛並み、会って思いっきりなでなでしてあげたいです。せめて私からの「宜しく」をお伝え頂ければ嬉しいです。では、この度は書き込みしてくださって、本当にありがとうございました。きっとレオ君の近況がわかって、こちらのブログに遊びに来てくださっている方も喜んで下さることと思います。
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at 2006-03-24
10:02:30








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