2006年09月10日

キャットフードの落とし穴…目からウロコな話


9月1日2日の記事でチュータがFORLという猫に多い難病にかかっていることをお話しましたが、その際にお世話になったセンターヴィル動物病院の幅田院長はアメリカの獣医学会などにも頻繁に参加なさっている方で、「ドライフード・ペットフードの危険性」について話をして下さいました。私はそれまで「総合栄養食のドライフードだけをあげることが猫の健康に一番良い」と信じ込んでいたので、先生の話には目からウロコでした。今日はそのお話をしたいと思います。

   

先生のお話では、アメリカの獣医の中で過激な人は「ドライフードを与えることは動物虐待である。」とまで言う方もいらっしゃるとのことでした。元々ドライフードは軍用犬を長期遠征に連れて行くために「痛まなくて保存出来る食料を」という目的で開発されたそうで、「簡単で便利」なため、急速に普及し、ペットフードメーカーの宣伝効果も加わって、あまりに一般化してしまった為、警鐘を鳴らしてもあまり問題化されないそうです。

   

先生のお話では、ドライフードはオシッコの病気の発症を促すそうです。また、ウェットフードもドライフードと同様に喰い付きを良くするために人工香料等や保存料などが使われ、あまり推奨できるものでは無い、最も良いのは「人間の食べるもの(嗜好品以外で塩分を少なめにしたもの)を与えること」だとのことでした。

   

我が家はずっとドライで育ててきたので、チュータもムシュもウェットですらあまり食べてくれません。が、チュータは病気のため2年程度で歯が全て抜け落ちてしまう可能性が高いため、いずれドライは食べられなくなってしまうこともあり、「手作りご飯」を始めようと決意しました。

   

といっても、「手作りご飯」なんてどうやって作れば良いのか…やはり栄養バランスがきちんと整えられているキャットフードの方が下手に手作りの物をあげるより良いのでは…。私は迷いました。そしてネットで検索してみると、なんと「手作り猫ご飯」に挑戦している方が沢山いらっしゃることを知りました。

   

そこで辿り着いたのが1冊の本。「ネコに手づくりごはん」という本で、須崎動物病院の須崎先生という獣医さんの書かれた本でした。須崎先生は元々お父様がご病気になられ、食事療法を試したところ、元気になった…という経験から、「食は生き物の基本だ」という考えに辿り着き、「手作りご飯」を推奨なさっています。実は、私も持病(消化器官系の病気ではありません)に医者から貰う薬の他に、学者の指導の下で食事療法・サプリメントによる解毒を取り入れ、症状が良くなったという経験をしているため、この本を読んだ時に「はっ」としました。

   

残念ながら、日本ではペットフードに関する規制が無いに等しく、例えば内容量の5%以上国産カツオが含まれていれば、「国産カツオ缶」と表記して良いという規約があり、しかもそれもあくまでガイドラインなので法的拘束力は無いそうです。肉についても、人間の食べられない部分(ソーセージなどの加工食品にすら出来ない部分)を骨などと一緒にして潰してフードにしているのが現状ではないかと言われています。ペットフード会社はこういった部分を「企業秘密」として明らかにしないそうですが、精肉業者の話では人間の食べられるような肉を使っていればコストに見合わないはずだとのことです。(これらのことは前述の本に書いてあります。)

   

一方、ドイツなどではペットフードに関する規定も法律で明確に示されており、ペットフード製造に使用する生の動物材料に関しては 「人間の消費に適合するものでなければいけない。」と規定されている他、BSE危機と関連して、危険の高い部位を含む牛、子牛、子羊、羊などの反芻動物を 起源とする原料は、さらにその部位ごとに「危険の低いグループ」と「危険の高いグループ」に分類され、ペットフード業界では、「危険の低いグループ」に分類された原料だけが使用を許されているそうです。

   

そういった厳しい法律をきちっと守り作られた安全性の高いペットフードなどはジャーマンペット・オフィシャルサイトドッグフード&キャットフードのお店ann.などで購入することが出来ます「手作りご飯」はやはり手間隙がかかるので、仕事や用事などで忙しい時も「作らなきゃ…」とあまり負担になりすぎてもいけないので、こういう安全性の高いフードと併用することも一案だな…と思いました。

   

ただ、幅田院長のお話でも、須崎先生の本でも、ドライフードは水分不足の原因になると指摘されていました。というのも、本来野生の猫は水分を獲物から得ており、あまり水を飲む習慣が無いため、ドライフードばかり与えていると水不足になり代謝が悪くなり、結果オシッコの病気などを引き起こしやすいというのです。また、幅田院長は「猫は肉食だから肉だけあげれば良いと勘違いしている人がいるが、野生のネコ科の動物は草食獣を食べることによって、胃や腸などに吸収された植物も摂取しているので、必ず野菜も一緒にあげなければいけない。」と仰っていました。

   

今まで「総合栄養食のドライフードをあげることが猫にとって一番」と考えていた私は本当に驚きでいっぱいでした。昔、まだキャットフードなどがあまり無かった時代、人間は猫に残飯などをあげていましたが、実はそれも先人の智恵だったのかもしれません。私の祖母も猫に「ササミとキャベツの煮物」を作ってあげていました。キャットフードもあげていましたが、祖母は「こんなまずそうなものより、自分の手で作ったものをあげた方が良い。」と思ってあげていたようですが、それは正解だったのですね…。



もちろんペットフード・メーカーも色々と試行錯誤しているので、私がここに書いたことが全て正しいのかどうかは私にも分かりません。ですが、これを機に、完全に手作りご飯に移行させる…とはいかなくとも(外出時などはやはり腐らないドライは重宝しますし…)、ドライフードだけでなく、手作りご飯や安全なウェットフード等を併用していこうと思います。ちなみに、mixiには「猫☆健康☆手作りdeご飯☆推進会」というコミュニティがあり、そこでは様々なレシピや安全なフードに関する意見交換・情報提供がさかんなので、mixiメンバーの方は是非ご一読下さい。
 私もこれからチュータとムシュのために色々勉強しようと思います。作ったご飯はこちらのブログでご紹介させて頂きますので、お楽しみに…。

※なお、この記事の写真に写っているキャットフードは我が家で食べさせているキャットフードを撮影しただけで、これらのフードが粗悪品であるという意味ではありませんので、ご了承下さい。今回の記事で紹介したのは、あくまで「キャットフード全般」に対する見解です。



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ニックネーム Nina★Panama at 16:00| Comment(9) | TrackBack(0) | ネコの手作りご飯
この記事へのコメント
食事の大変勉強になりました!
うちのヤツもフリスキーでドライしか食べないから心配ですね・・。

しっかりみておかないと・・。
Posted by あきです。 at 2006年09月10日 17:36
こんにちは〜Ninaさん☆
今回はいい勉強になりました。
思い返してみると、昔実家でチチワを飼っていたとき、ドッグフードじゃなくて茹でた鶏肉と野菜をあげてました。だから病気になった時も老衰になった時も食べるということに関して苦労しなかった記憶が・・・
人間と同じで食は生を維持するための基本ですものね。
また、Ninaさんの手作りごはんの報告を楽しみに待ってます☆
Posted by かとちゃん at 2006年09月10日 20:16
こんばんわ★
私も手作りご飯に切り替えたいと、以前から考えていました。吾朗と二三の健康のため…というのももちろんですが、日本で販売されているフードの9割が、動物実験をしているからです。アメリカなどでは、殺処分や事故死した犬・猫の肉をペットフードに使っていることも報告されています。でも、そのことはどのフード会社も表示しないのです。フードを作るにあたって、かなり残酷な動物実験も行なわれているようです。特に○イ○スは、動物実験をしないと宣言したあとも、とても残虐な動物実験をしていたそうです。
何を信じたらいいのか分からない世の中ですね。そのためにも、手作りご飯はぜひ実行したいです。“ドライフードは一番よくない”とおっしゃる獣医さんが、結構いらっしゃるみたいですね。
Posted by 三日月星子 at 2006年09月10日 21:16
Ninaさん、こんにちは♪
ドライフードについて色々調べられたんですね、ドライフードが軍用犬のために長く持たせるのを目的で保存食として使われてたと言うのは初めて聞きました、それと日本で作られているドライフードや、ウエットフードも店頭での安売りの影響で材料はあまりいい物が使われてないというのも聞いたことがあります、それと海外のものでも、鶏肉の詳しいことがかかれてないとか、星子さんが言われている、事故死した猫や犬の肉を使ってると言うのも初めて聞きました。
うちはずっとロイヤルカナンですが、タマにとって大丈夫かどうか少し不安でもあります、ウエットフードも安全かどうか分かりませんよね。
でもコレって今の人間にも言えることで、外食ばかりだと栄養が偏って塩分の取り過ぎでよくないし、やっぱり自分で手間暇かけて作ったお野菜やお米でご飯を食べたほうが美味しいですよねそれと同じことが猫ちゃんやワンちゃんにも言えるのかなと思いました。
私も、ドライフードでも総合栄養食を上げていれば安全だと思ってました、Ninaさんがご紹介されていたフードなら安全なんですね、コレに肥満用とかあったら嬉しいんですが♪(家のタマそろそろまた体重が増えてきたので)(汗)(笑)
Posted by マイキー at 2006年09月10日 22:37
Ninaさんこんにちは。ドライフードあんまりよくないんですか?うちの子(猫)はお腹が弱いのでドライにしていました。でもやはり偏るのはよくないですよね。

実家の犬ですが人間の食べるものを同じように食べていますが、元気いっぱいです。15歳ですよ。

ところでムッシュちゃん、今日の白い浴衣?洋服かな、似合っててかわいいです!
いつもその可愛さに癒されております。
Posted by スバル at 2006年09月11日 14:48
こんにちは〜。
とても興味深いお話ですね。
手作りフードのサイトを調べてみましたが、レシピを見ただけでめまいが。。。_| ̄|○
でも、一度チャレンジしてみようかと思いました。ゆでたササミは毎日あげているので+αならいけるかなと。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

手作りごはんの様子もぜひ教えてくださいね♪
Posted by にゃんころびっち at 2006年09月11日 14:53
はじめまして。
とても勉強になりました。ドライフードは総合栄養食なんだとばかり思っていたので。。。。かんがえてみれば健康の基本は食ですもんね。
Posted by のらみ at 2006年09月12日 20:32
我が家も、手作りご飯派です♪
始めたばかりのときは、食べてくれなくて
カリカリをあげてしまおうかと挫折しそうにもなりましたが、
根気良く!!(食べないならナイよ!!くらいの感じで)
今では、完全手作り食です。
始めようと思った時に私も「ねこにてづくりご飯」読みました(^^)
なかなか面白い本ですよね。
今から手作りとのこと、頑張って♪
Posted by REO at 2006年09月13日 00:10
こんばんは☆彡
チュータくん、Ninaさんの手作りごはん食べてくれてよかったですね(=^ω^=)
チョビーが我が家に来たとき、ごはんで悩みました。永年猫を飼ってきた旦那に言わせると、ドライは肝臓の病気になるとか。だからチョビーはウェットでと思ってました。ネットで調べて見ると、”ドライはブリーダーも推奨しているし、体に悪いなんて聞いたことがない”とか”・・・むしろウェットはちゃんとは磨きしないと歯周病になったり歯が弱くなる”
などと言う意見がほとんどだったのです。チョビーにはドライとウェットを両方あげていたのですが、小さい頃は缶詰の方が好きだったようで、缶詰メインになってたのを、その意見を聞いてドライメインにしたんです。チョビーの尿石症の原因はドライなのかなぁ??日本製の安いドライは尿石症を引き起こすって聞いたことがありますが・・・。先生の考え方にもいろいろあるので、何を信じて良いかわからないですよねぇ(>_<)手作りごはん、うちも何回か作ったことありますよ♪おやつか・・・。でもちょこっと舐めただけで食べてくれませんでした(^−^;)
愛情たっぷりのNinaさんの手作りごはん、これからも楽しみにしています♪

すごいすごい!!とうとうグラビアデビューですか!!いつもチュータくんとムシュちゃんのコスプレかわいいもんね〜♪
数日前、旦那が何気にチョビーにハンカチをマントのように巻きつけたら、意外にも嫌がらずに、フツーにハンカチ巻いたままごはん食べたり遊んでたりしたんですよ(=^m^)だから、チョビーもお洋服デビューしようと思ってますo(^−^)o
Posted by romi at 2006年09月16日 20:19
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